第69回 民族学研修の旅 もう一つのハワイ ─ 山中速人先生と 三色アイスの世界 複合文化社会を歩く

第69回 民族学研修の旅 もう一つのハワイ ─ 山中速人先生と 三色アイスの世界 複合文化社会を歩く

2007年2月28日(水)~3月5日(月) 6日間

ハワイといえばワイキキ。でも、このワイキキは、ハワイの人びとが観光客という「他者」のための差し出した「租界」。そこにいれば、「楽園ハワイ」のすべてが満たされていると訪問者は思うけれど、それは作られたイメージの集積があるだけなのかもしれません。  わたしたちは、ワイキキを素通りして、もうひとつのハワイを目指します。

ハワイは、ポリネシア系先住民族ハワイ人の築いた文化を基盤として、近代にはいって隆盛をきわめたさとうきびプ ランテーションで働くために移住してきた、さまざまな移民たちによって築かれた「複合文化社会」です。多様な文化が混じり合い、かつ、主張し合うハワイの社会。ハワイ日系人の文化も、その中の重要な一部です。

わたしたちは、かつてプランテーションで栄えたカウアイ島ワイメアという小さな町をたずね、そこで暮らす土地の人びととふれあいながら、この多様な文化が複合するハワイの実相をフィールドワークで探ります。

第68回 民族学研修の旅 北ボルネオに生きる 森と海の人々を訪ねる〈マレーシア・サバ州、ブルネイ〉 ─ 中止になりました

第68回 民族学研修の旅 北ボルネオに生きる 森と海の人々を訪ねる〈マレーシア・サバ州、ブルネイ〉 ─

2006年9月12日(火)~9月19日(火) 8日間 中止になりました

自然豊かな風土に多数の民族が共生するボルネオ島。マレーシアのサバ州とブルネイを訪ね、「海の民」「陸の民」と呼ばれる人々の生活文化を学びます。サバ州立博物館やモンソピアド文化村、そして人々の交流の場である市場(タムー)などを訪問。

さらに世界遺産に登録されているキナバル山、壮大なスケールの水上集落や美しいモスクを擁するブルネイなど、ボルネオ島の魅力が満載です。

第67回 民族学研修の旅 変貌するインド ─ 南北の都市・デリーとチェンナイを巡る7日間 中止になりました

第67回 民族学研修の旅 変貌するインド ─ 南北の都市・デリーとチェンナイを巡る7日間

2006年2月21日(火)~2月27日(月) 7日間 中止になりました

悠久の時が流れる伝統の国というイメージが強いインド。しかし近年、経済の自由化とともに近代化の波が押し寄せ、急激な発展を遂げています。今回の民族学研修の旅では、南北の都市・デリーやチェンナイなどを訪れ、「変貌」するインドの素顔に迫ります。博物館や寺院でインドの伝統を知る一方、発展し続けるIT企業などを訪問し最新の現状も見学します。

また、織り物の工房や世界遺産に登録された数かずの遺跡やヒンドゥー教徒の聖地も訪問。「新旧」さまざまな文化にふれて、今のインドを体感してください。

第66回 民族学研修の旅 はるかなるバルト三国 ─ 民族と歴史

第66回 民族学研修の旅 はるかなるバルト三国 ─ 民族と歴史

2005年7月26日(火)~8月4日(水) 10日間

エストニア、ラトヴィア、リトアニアは、中世ヨーロッパ文化が色濃く残る旧市街の外観と、開かれた都市としての先進性を併せ持つ、過去と現在が交錯する国々です。ヨーロッパやロシア・ソ連などの影響を受けながらも、各都市ごとに独自の文化をはぐくんできました。

今回の研修の旅は、世界遺産に登録されている都市の古い街並みと豊かな自然が残る島を訪れ、バルト三国がたどってきた民族の歴史について考えます。

第65回 民族学研修の旅 友・遊・食・彩 ─ シンガポール・香港の食探訪

第65回 民族学研修の旅 友・遊・食・彩 ─ シンガポール・香港の食探訪

2004年11月5日(金)~11月9日(火) 5日間

昨年『あれも食べたこれも食べた─雑食の雑学』を刊行し、世界のあらゆる食文化を研究されている周達生先生を講師として、多彩な食文化が発達したシンガポール・香港を訪れます。 シンガポールでは、フカヒレやアワビが特徴のタイ風中華料理店や、ニョニャとよばれるマレー風中華料理店、またシンガポーリアンの台所・ホーカーズとよばれる屋台を訪れ、多民族文化の食を体験します。

香港では、豊富な食材が集まる市場の見学や、子豚の丸焼きやカエルなどのなじみのない料理を体験します。さらに足をのばして、マカオで「ポルトガル的」中華料理を味わい、かつて貿易で栄えた小さな島・長州島で、漁港ならではの地元海鮮料理を楽しみます。ぜひふたつの地域の食を通して、文化の多様性を感じてください。