第488回 紙人形と着せ替え遊び―遊ぶ身体の記憶

演題
【特別展「子ども/おもちゃの博覧会」関連】
紙人形と着せ替え遊び―遊ぶ身体の記憶

「ねいさんのきせか江」(明治31年松野米治郎発行、越米版)国立民族学博物館所蔵

内容
世代を越えて多くの女性が遊んだことのある着せ替え人形。千代紙の姉様人形から紙の着せ替え人形を経てリカちゃん、そして着せ替えゲームにいたるまで、女の子たちを夢中にさせてきた着せ替え遊びには、どのような魅力が潜んでいるのでしょう。また、その変化には何が投影されているのでしょうか。遊びとともにある玩具を、遊ぶ子どもの身体の感受性に注目しながら、普遍性と可変性の両面から解き明かしていきたいと思います。
※講演会終了後、講師の案内のもと、特別展の見学会をおこないます(40分)。

講師
森下 みさ子(白百合女子大学教授)

日時
2019年5月4日(土・祝)13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円
■展示見学会にご参加の方は会員証もしくは展示観覧券をご提示ください。

第487回 イラン音楽の楽しみ―伝統打弦楽器サントゥールを例に

演題
【企画展「旅する楽器―南アジア、弦の響き」関連】
イラン音楽の楽しみ―伝統打弦楽器サントゥールを例に

内容
近年、外国からの観光客誘致に力を入れているイラン。日本からの旅行者も増える傾向にある一方で、イランの音楽について知る機会はいまだ少ないように思います。いわゆる「民族音楽」というと、ともすれば珍しい楽器の響きだけに心を奪われてしまいがちですが、本講演では「微分音」「無拍」「旋律進行」という三つのキーワードに着目し、伝統楽器サントゥールの実演を交えながら、イラン音楽の魅力を紹介します。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。時間内に展示の見学も予定しています。

講師
谷 正人(神戸大学大学院准教授)

日時
2019年4月6日(土)13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円
■展示の見学にご参加の方は会員証もしくは展示観覧券をご提示ください。

 

第486回 キリスト教で読み解く韓国の歴史と文化

演題
キリスト教で読み解く韓国の歴史と文化

内容

日本に仏教を伝えた地域として知られる朝鮮半島。儒教の国としても知られる韓国。 しかし、統計をみると、宗教があるという人のうち過半数がキリスト教徒です。どうしてこれほどキリスト教が普及したのでしょうか。それを紐解けば、日本とは大きく異なる韓国の近現代史と、あまり知られていない現在の姿がいっぱいです。 植民地から軍事独裁へ、民主化運動と格差社会。そして、エネルギッシュな若者たちの生き方まで、 キリスト教を鍵に考えます。
講演会終了後、講師の案内のもと朝鮮半島の文化展示場を見学します。見学には会員証もしくは観覧券が必要です(40分)。

講師
太田 心平(国立民族学博物館准教授)

日時
2019年3月9日(土)※第2土曜日 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

講演者が調査研究していた教会(提供・太田心平)

第485回アンデスの箱型祭壇が伝えるもの― 農村の生活から歴史記憶まで

演題
アンデスの箱型祭壇が伝えるもの― 農村の生活から歴史記憶まで

内容

農民が軍に強制徴募される場面を描いた箱型祭壇

数々のミニチュア人形に彩られたアンデスの箱型祭壇は、ペルーを代表する民衆芸術のひとつです。特に20世紀後半から、ペルー南部のアヤクチョ出身の職人たちによって、農村の祭りや生活風景を描いた作品が数多く生み出され、脚光を浴びてきました。一方、そのなかには、農民たちが犠牲となった暴力の歴史を物語る作品も存在します。本講演では、箱型祭壇に描かれた場面について紹介するとともに、歴史的な出来事を主題にした作品が創り出された背景について考えます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

講師
八木 百合子 (国立民族学博物館助教)

日時
2019年2月2日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室


定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第484回 南の島の贈りもの、民博からのお返し―研究成果の現地還元とは

演題
【みんぱく名誉教授シリーズ】
南の島の贈りもの、民博からのお返し―研究成果の現地還元とは

内容

伝統航海術の知と技を今に伝えるチェチェメニ号(提供・国立民族学博物館)

人類学者は自身の好奇心と学的関心にかられてフィールドワークをおこないます。これが現地の人びとの好意に甘えて衣食住をともにし、ことばや生き方や世界観などを知るための調査方法です。有形無形の文化財も収集します。調査で学んだ貴重な情報や知識や技術や造形は、研究の源となり、博物館の「お宝」です。一方、それらは現地の人びとにとってどんな意味や価値があるのでしょうか。人類学者と被調査者とのかかわりについて再考します。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

講師
須藤 健一(堺市博物館館長、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2019年1月5日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室


定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円