138号 2011年 秋

機関誌
復興を願う剣舞
鎌澤久也

※本号は在庫切れ

特集 復興への道

1章
フィールド調査からの問い

2章
故郷岩手三陸町に立って

3章
世界諸地域の事例からの示唆

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【地域(国)】
東アジア(日本、中国)
西アジア(トルコ)
東南アジア(インドネシア、フィリピン)
アメリカ(ペルー)

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【執筆者(五十音順。肩書は発行当時のもの)】
池谷 和信(いけや かずのぶ 国立民族学博物館教授)
いしはら とも(写真家)
稲村 哲也(いなむら てつや 愛知県立大学教授、多文化共生研究所所長)
大矢 邦宣(おおや くにのり 盛岡大学教授、平泉文化遺産センター館長)
鎌澤 久也(かまざわ きゅうや 写真家)
川島 秀一(かわしま しゅういち リアス・アーク美術館副館長)
木村 周平(きむら しゅうへい 富士常葉大学准教授)
清水 展(しみず ひろむ 京都大学東南アジア研究所教授)
西 芳実(にし よしみ 京都大学地域研究統合情報センター准教授)
西岡 圭司(にしおか けいじ 本誌編集長)
林 勲男(はやし いさお 国立民族学博物館准教授)
日高 真吾(ひだか しんご 国立民族学博物館准教授)
松岡 正子(まつおか まさこ 愛知大学大学院教授)

137号 2011年 夏

機関誌
国立台湾博物館前の通りの歩行者信号
野林厚志

今を生きる台湾の人びと

野林厚志

1章
民族のモザイク その歴史的背景
台湾博物館事情

2章
原住民として生きる人びと
パイワン族の生活
台湾オーストロネシア源郷問題

3章
族群社会と台湾人アイデンティティ
写真でみる漢族の信仰
台湾の民間信仰

4章
台湾社会の未来
記事に登場する映画紹介

土地を求めて東へ、西へ
ケニア山南麓の民と紛争後社会への道筋

石井 洋子

再見細見世界情勢18
ツバルにおける環境問題

吉岡 政徳

国立民族学博物館ミュージアム・ショップ通信

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【地域(国)】
東アジア(台湾)
アフリカ(ケニア)
オセアニア(ツバル)

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【執筆者(五十音順。肩書は発行当時のもの)】
石井 洋子(いしい ようこ 聖心女子大学専任講師)
野林 厚志(のばやし あつし 国立民族学博物館准教授)
吉岡 政徳(よしおか まさのり 神戸大学大学院国際文化学研究科教授)

136号 2011年 春

機関誌
家畜の群れとともに
池谷 和信

特集 家畜と人との「意外」な関係 アジアからの地平

アジアの人びとは、古来さまざまな種類の家畜を生みだし、ともに暮らしてきた。 急速な近代化やグローバル化をへた現在、われわれの暮らし方は変容し、家畜から遠ざかってしまったかにみえる。 しかし、二〇一〇 年宮崎で発生した「口蹄疫」は、食生活のみならず、動物園が閉鎖されたり、周辺地域全体が孤立したり、さらには行政能力に批判が集まるなど、家畜がわれわれの暮らしに大きな影響力を有していることをあらためて示した。 暮らし方の変容は、家畜を遠ざけたのではなく、視界から隠してしまっただけではなかろうか。

家畜に対する視座転換 モンスーンアジアからの展望

池谷 和信

1章 南アジア

ブタの遊牧 池谷 和信 ムスリムとウシ

供犠として、家族として、ビジネスとして 南出 和余

ウシをまもる 家畜保護の思想と民間保護施設 篠田 隆

移牧と舎飼いの共存 草刈りの手間を省きつつ村に住むには? 渡辺 和之

2章 東南アジア

スイギュウ ヒトの暮らしが変わるなかで ラオス 高井 康弘

ブタと暮らす人びと タイの山村から 中井 信介

ニワトリとヒトとの「意外」な関係 タイにおける事例 増野 高司

オラン・アスリと家畜 信田 敏宏

パラワン島南部の暮らしと家畜 フィリピン 辻 貴志

3章 東アジア

暗闇のなかのヒツジ 中国 菅 豊

北上山地の牛飼いと柵をめぐる30年 岡 惠介

沖縄の市場と家畜文化 小松 かおり

定着するイノシシ飼育 黒澤 弥悦

宮崎の獣医師からみたブタと人 志賀 明

モンスーンアジアから家畜文化を問い直す 池谷 和信

マラムレシュの木造教会をめぐる

小谷 明

幾多の宗教は、それぞれに祈りの場所や、神仏の住まう場所をもっている。そのたたずまいは、洋の東西を問わず分類された芸術様式でいろどられている。ヨーロッパのキリスト教圏だけを見ても、カトリック、プロテスタント、東方正教会など各宗派の建築物は多種多様だ。正教各派だけでもギリシャ正教、ロシア正教、ルーマニア正教などなどその数は多い。そうしたなかで、際立ってユニークな存在のひとつとして、一七~一八世紀にかけてルーマニア北部マラムレシュ地方に建てられた「木造教会群」がある。

国立民族学博物館ミュージアム・ショップ通信

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【地域(国)】
南アジア(バングラデシュ、インド、ネパール)
東南アジア(ラオス、タイ、マレーシア、フィリピン)
東アジア(中国、日本) ヨーロッパ(ルーマニア)

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【執筆者(五十音順。肩書は発行当時のもの)】
池谷 和信(いけや かずのぶ 国立民族学博物館教授)
岡 惠介(おか けいすけ 東北文化学園大学教授)
黒澤 弥悦(くろさわ やえつ 東京農業大学教授)
小谷 明(こたに あきら 写真家)
小松 かおり(こまつ かおり 静岡大学准教授)
志賀 明(しが あきら シガスワインクリニック)
篠田 隆(しのだ たかし 大東文化大学教授)
菅 豊(すが ゆたか 東京大学東洋文化研究所教授)
高井 康弘(たかい やすひろ 大谷大学教授)
辻 貴志(つじ たかし 国立民族学博物館外来研究員)
中井 信介(なかい しんすけ 日本学術振興会 特別研究員PD)
信田 敏宏(のぶた としひろ 国立民族学博物館准教授)
増野 高司(ますの たかし 国立民族学博物館外来研究員)
南出 和余(みなみで かずよ 桃山学院大学講師)
渡辺 和之(わたなべ かずゆき 立命館大学非常勤講師)

135号 2011年 冬

機関誌
津軽の春 冨田 晃(文)
和嶋 慶子(写真)

弦の響き
津軽三味線の形成と現在

冨田 晃

明治時代、本州の北端津軽の地にこつ然と現れた津軽三味線。 現在では伝統音楽に区分されながらもその歴史は意外に浅く、その名が定まり全国に知れ渡ったのは昭和の高度経済成長期が過ぎてからのことである。 現在の津軽三味線をかたちづくっているのは、太い棹やイヌの皮をもちいているといった楽器の特徴のみならず、スピード感あふれる撥さばき、日々演奏技巧に磨きをかける奏者たち、「津軽じょんから節」に代表される楽曲群、そして、一九七〇年代以降、メディアによって与えられた「津軽イメージ」である。

1章 弦楽器の誕生

人は、いつのころから音を愛で、音を奏でるようになったのだろう。 人は、太古から、風や水の音を聞き、鳥や虫、動物たちが棲む森の音を聞き、そして仲間が発する音に耳を傾けてきた。 人が歌い、掛け声を出し、手を打ち鳴らしはじめたのは、楽しさや面白さという感情や、ほかの人に何かを伝えたいとか、新しい何かをつくりたいというような、そんな心もちをもちあわせるようになった遠い昔のことなのだろう。

2章 津軽の地における三味線

江戸や京都・大阪から遠く離れながらも、古くからひとつのまとまった地域であった津軽。 閉ざされた環境とはっきりとした四季の移ろいのなかで、言語、芸能、祭礼など、独自性の高い文化が醸成された。 ただし、閉鎖性の高い津軽にも、そこに出入りする人がいた。 参勤交代の武士たちは江戸から義太夫をもちこみ、日本海沿いに交易をする北前船にのって 各地の民謡が伝わり、そして、ボサマ、ゴゼサマとよばれる盲目僧が三味線をかかえて旅をした。

津軽三味線 皮張り工程

コラム 津軽三味線よ世界に響け

3章 創りだされるイメージ 津軽と沖縄

エドワード W. サイード(1935~2003年。パレスチナ系アメリカ人の文化批評家)は、政治的、経済的、軍事的に覇権力をもつヨーロッパが、みずからの植民地主義的な欲望のもと、アジアや中東を、ロマンチックに飾り立てたイメージを「オリエンタリズム」とよんで、これを批判した。では、戦後の日本において、映画・出版・レコード・広告といった東京の文化産業が、「北の津軽」と「南の沖縄」をもちいてつくりだしたイメージとは、どのようなものだったのだろうか。

再見細見世界情勢17
地球温暖化とイヌイット

岸上 伸啓

万国喫茶往来 第8回
イタリア バールとエスプレッソ

池上 俊一(文) 大村 次郷(写真)

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【地域(国)】
東アジア(日本)
北アメリカ(アメリカ、カナダ)
ヨーロッパ(イタリア)

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【執筆者(五十音順。肩書は発行当時のもの)】
池上 俊一(いけがみ しゅんいち 東京大学総合文化研究科教授)
大村 次郷(おおむら つぐさと 写真家)
岸上 伸啓(きしがみ のぶひろ 国立民族学博物館教授)
冨田 晃(とみた あきら 弘前大学准教授)