第311回 【特別展「多みんぞくニホン ─ 在日外国人のくらし」関連】 ニホンに生きる多みんぞく(4) ―中国系のひとびと

演題
【特別展「多みんぞくニホン ─ 在日外国人のくらし」関連】
ニホンに生きる多みんぞく(4) ―中国系のひとびと

内容
日本には42万人に上る中国系の人々が暮らしている。チャイナタウンを拠り所とする老華僑。留学生として来日し、卒業後日本社会に溶け込むエリート新華僑。犯罪に巻き込まれる不法在留者。親戚を探し求めてきた帰国者たち。隣国中国からきた各グループの人々の特徴と暮らしぶりを、具体例をまじえて紹介する。

※講演会終了後、講師との懇談会(約1時間)をおこないます。当日講演会受付でお申し込みください。

講師
陳 天璽(国立民族学博物館助教)

日時
2004年5月8日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第70回 【特別展「多みんぞくニホン―在日外国人のくらし」関連】在日外国人の集住地域をめぐって

演題
【特別展「多みんぞくニホン―在日外国人のくらし」関連】
在日外国人の集住地域をめぐって

内容
外国人の急増により日本は多民族化しつつあるが、それにともなってさまざまな現象がおこっている。そのひとつが、外国人の集住地域の出現である。現在まで各時代にさまざまなタイプの集住地域が形成されてきたが、講演ではこれら代表的な地域をとりあげ比較する。

※講演会終了後は、庄司先生と金先生に新宿大久保のコリアンタウンをご案内いただきます。

講師
庄司 博史(国立民族学博物館教授、特別展実行委員長)
金 美善(関西大学非常勤講師、特別展実行委員)

日時
2004年5月29日(土) 13時30分~16時

場所
大久保地域センター 会議室B

定員
30名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第310回 【特別展「多みんぞくニホン ─ 在日外国人のくらし」関連】 ニホンに生きる多みんぞく(3) ―はじめての在日外国人展

演題
【特別展「多みんぞくニホン ─ 在日外国人のくらし」関連】
ニホンに生きる多みんぞく(3) ―はじめての在日外国人展

内容
現在、日本で外国にルーツをもつひとは200万人以上といわれ、社会的役割もましているが、彼らの生活や考えについてはあまり知られていない。在日外国人を対象とするはじめての特別展の目的や、多くのひとびとがかかわった展示の経緯を紹介する。

※終了後、特別展の見学会をおこないます。詳細は「みんぱく見学会」欄をご覧ください。

講師
庄司 博史(国立民族学博物館教授)

日時
2004年4月3日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第26回 特別展「多みんぞくニホン-在日外国人のくらし」

演題
特別展「多みんぞくニホン-在日外国人のくらし」

2004/04/03(土)

解説者
庄司博史 (特別展実行委員長 民族社会研究部教授)

内容
特別展ではさまざまなエスニック・コミュニティのくらしが紹介されています。それぞれの暮らしを知り、多民族・多文化社会の日本をあらためて考えてみましょう。 同日の講演会『ニホンに生きる多みんぞく(3)-はじめての在日外国人展』と続けてご参加ください。

108号 2004年 春


大仏の前で合掌する村人たち
文・石澤良昭
写真・大村次郷

特集 クメール文化の至宝

アンコール遺跡 訪れる者すべてに衝撃と感動をあたえる壮大な石造伽藍アンコール・ワット。寺院としての役割を終えた後も、そこに魂が吹きこまれ、あらたな信仰と哲学をよびおこしてきた。文化遺産は過去・現在・未来をつなぐタイム・トンネルである。アンコール遺跡には往時の人びとの祈りや願いがこめられており、そのメッセージがわれわれに届けられる。アンコール遺跡からのメッセージを読み解き、クメール文化の真髄にせまりたい 。

カンボジア社会とアンコール遺跡 文・石澤 良昭/写真・大村 次郷
天空にそびえ建つ石像大伽藍であり、世界に類をみない建築と彫刻・美術の最高峰、アンコール・ワット。たび重なる戦禍をくぐりぬけ、遺跡保護によりふたたびその威容を取り戻したカンボジアの至宝は、時空をこえてクメール人たちのアイデンティティの拠りどころとなっている

アンコール遺跡とアンコール王朝 文・石澤 良昭/写真・大村 次郷
9世紀初頭から約550年間にわたって世界屈指の文明を打ち立てたアンコール王朝。26代におよぶ諸王が展開した王朝の威光と都城建設の軌跡をたどる

274体の廃仏が物語るもの 文・石澤 良昭/写真・ 大村 次郷
2001年に発掘された274体の廃仏。それらはなぜ頭部と胴体が切断され、地中深く埋められたのか。アンコール仏の背後に激しい権力闘争の様相が浮かびあがる

クメール人にとってのアンコール・ワットとは 文・ソム・ヴィソット

アンコール文明の現像をもとめて  文・石澤 良昭/写真・大村 次郷
アンコール朝時代の遺跡や資料と、現在、遺跡のまわりで日々くりひろげられているその末裔たちの生活。これらを重ねあわせ、アンコール文明の現像にせまる

南半球ワイン紀行 第4回
江戸時代に出島で飲んだワイン

森枝 卓士

日本の市場では新参者というイメージがつよい南アフリカのワイン。ところが、それは江戸時代に長崎で飲まれていた。驚くほどの質のよさと低価格。建物も魅力的なワイナリー。ライオンのいる国は知らざるワインの国でもあっ

ニューヨークのカリビアン
ブルックリンのカーニバルとクラウンハイツ暴動

冨田 晃

200万人を超える人びとを集めるニューヨークの「ウエスト・インディアン-アメリカン・デイ・カーニバル」。それは、故郷の島への重いとカリビアンというアイデンティティが交錯する日。ただし、華麗で壮大なこの祭典を知るニューヨーカーはあまりいない。そこには「人種」と「移民」というアメリカ社会の重い壁がある

 

ベトナムの蝶々夫人

文・小松 みゆき 写真・柏原 力

第2次世界大戦末期、ベトナムに進駐した日本兵のなかには、戦後、新ベトナム人としてベトナムの土となることを覚悟した人たちがいた。しかし時は流れ、両国のはざまで日本人はつぎつぎと帰国を余儀なくされた。今年は、その帰国第一陣が日本へ帰国して50年目。現地に残されたベトナムの家族たちの姿を追う

内戦下のアンゴラをゆく
戦争と平和のはざま

池谷 和信

30年来の内戦がいまもつづくアフリカ南部、アンゴラ。狩猟採集民サン、牧畜民ムムエラ、農耕民クワニャマなど、そこらにクラス民族集団は健在なのか。治安の回復、経済の復興、インフラ整備の現状は?フィールドワークを通じて、平和への鍵をさぐる