第448回 世界の食文化を学ぶ④ 移住がつくる客家の食

演題
世界の食文化を学ぶ④
移住がつくる客家の食

内容
広大な面積を誇る中国は、地理的条件が多様であれば、人びとの生活もさまざまです。 食文化も一様ではなく「中国料理」といっても一言に括ることはできません。漢族の一集団である客家は中国北部から南下し、中国南部や台湾に移動・定着した歴史をもちます。また、海外に居住する華僑・華人のなかにも客家は少なくありません。食文化から彼らの移動性をさぐるとともに、近年、移住先で再構築される客家料理に着目し、食のグローバル化とローカル化について考えます。

※講義と併せ、講師を囲んで懇談会をおこないます。

講師
河合 洋尚(国立民族学博物館助教)

日時
2015年11月7日(土) 14時~16時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第447回 世界の食文化を学ぶ③ 「医食同源」の思想 中国の食と漢方

演題
世界の食文化を学ぶ③
「医食同源」の思想 中国の食と漢方

内容
漢方医学は、古代中国医学が5~6世紀頃伝来し、日本の風土や日本人の体質に合わせて独自に発展した日本の伝統医学です。「医食同源」ということばが示すとおり、漢方のルーツとなる古代中国医学は、食べ物が体を養う最大の薬であるとしており、漢方薬を構成する生薬の多くは、食べ物となっている植物由来です。中国の医食同源の考え方からどのように漢方薬が生まれたのか、さらに現在注目されている漢方薬についても紹介します。

※講義と併せ、漢方の煎じ方、丸剤の成形の実演もご覧いただきます。

講師
池谷 幸信(立命館大学特任教授)

日時
2015年10月3日(土) 14時~16時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第114回 【第86回民族学研修の旅関連】 チョコレートの文化誌 カカオと人の4000年の物語

演題
【第86回民族学研修の旅関連】
チョコレートの文化誌 カカオと人の4000年の物語

内容
私たちに至福の時をもたらす甘いお菓子「チョコレート」。 その原料となるカカオは、メソアメリカに起源をもち、4000年前には栽培されていたことがわかっています。薬や貨幣的価値をもち、交易や貢納の品として珍重され、またスペイン人が進出する以前は飲料として嗜まれ、高貴な人のみが口にすることのできる貴重な品でした。本講演会では、16世紀以前のメソアメリカにおけるカカオ利用を中心に、現代のチョコレートに至るカカオと人の長くて深い関係を概観します。

講師
八杉 佳穂(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2015年10月10日(土) 14時~16時

場所
JICA地球ひろばセミナールーム600

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

154号 2015年 秋

機関誌

特集 生誕100年記念
泉靖一が歩いた道

 

2015(平成27)年10月25日発行 
発行所:一般財団法人 千里文化財団

第446回 特別展「韓日食博」関連/世界の食文化を学ぶ② 日韓の汁文化と発酵食品

演題
特別展「韓日食博」関連/世界の食文化を学ぶ②
日韓の汁文化と発酵食品

内容
日本と韓国には、共通する食材が多くあります。食事はそれぞれ「飯・汁・漬物」、「パプ・クク・キムチ」を基本とし、ごはんに合うおかずとの組合せで献立が構成される点も似ています。しかし、食材の組合せや発酵調味料の使い方、 盛り付け方や食べ方の違いなど、異なる点もたくさんあります。何が同じで何が違うのでしょうか。日韓食文化の類似点と相違点について、両国の汁物、漬物、発酵調味料に着目して紹介します。

※講義と併せ、発酵調味料等の味わい体験ワークショップをおこないます。

※特別展関連の講演会は、フリーパスをお持ちの方もカードのご提示でご参加いただけます。

講師
福留 奈美(お茶の水女子大学専門食育士)

日時
2015年9月5日(土) 14時~16時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料