第362回 シリーズ「人類学者×人類学者」(3) カナダ先住民研究のパイオニア フランツ・ボアズ

演題
シリーズ「人類学者×人類学者」(3)
カナダ先住民研究のパイオニア フランツ・ボアズ

内容
「アメリカ人類学の父」と呼ばれるボアズは、1890年代~1930年代にかけてコロンビア大学を拠点として教育研究に従事しました。彼はイヌイットやクワクワカワクゥの民族学的研究のパイオニアでした。彼の足跡をたどりながら研究を解説するとともに、私自身のカナダ先住民研究について紹介します。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。

講師
岸上 伸啓(国立民族学博物館教授)

日時
2008年8月2日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第361回 シリーズ「人類学者×人類学者」(2) フィールドで人類学すること ─マリノフスキーの切りひらいた新地平

演題
シリーズ「人類学者×人類学者」(2)
フィールドで人類学すること ─マリノフスキーの切りひらいた新地平

内容
マリノフスキーが1922年に著した民族誌『西太平洋の遠洋航海者』は人類学にまったく新しい地平を切りひらいたとされます。そのどこが、どのように新しかったのか。またこの著作には何が書かれているのか。マリノフスキーの生涯をたどり、この民族誌の一部をみなさんと一緒に読みながら、「フィールドで人類学する」ことの意味を考えたいと思います。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。

講師
三尾 稔(国立民族学博物館准教授)

日時
2008年7月5日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第360回 シリーズ「人類学者×人類学者」(1) レヴィ=ストロースとの出会い ─マルクス主義と構造主義のはざまで

演題
シリーズ「人類学者×人類学者」(1)
レヴィ=ストロースとの出会い ─マルクス主義と構造主義のはざまで

内容
レヴィ=ストロースの構造主義が日本で一世を風靡している頃、学生だった私は、その構造主義を敵視するかのような姿勢をとっていたマルクス主義人類学にはまっていました。ところが思わぬところで構造主義へとつながる考え方、トーテミズムに出会い、両者がトーテミズムに求めていたものは同じものではなかったかと、ふと気づきました。そんな私の文化人類学ことはじめをお話します。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。感想や質問に答えていただくだけでなく、講師と参加者の情報交換の場にもなっています。もちろん聞いているだけでもかまいません。さまざまな話題が展開され、とても興味深いひとときです。ぜひ、一度ご参加ください。

講師
佐々木 史郎(国立民族学博物館教授)

日時
2008年6月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第359回 政体変革期のネパール ―王制から共和制へ

演題
政体変革期のネパール ―王制から共和制へ

内容
2008年4月10日、昨年2度にわたり延期された憲法制定議会選挙がいよいよ実施されます。はたしてネパール国民は、王制の廃止と共和制への移行を選択するのでしょうか。最近までネパール共産党(マオイスト)の内乱で揺れ動いてきた、ネパールの現状について考えてみましょう。 ※南先生はこの選挙期間にネパール入りされ、現地調査をする予定です。その最新の情報についてもご報告いただきます。

講師
南 真木人(国立民族学博物館准教授)

日時
2008年5月3日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第358回 特別展「深奥的中国―少数民族の暮らしと工芸」関連 中国・雲南の民族文化を解く3つの鍵

演題
特別展「深奥的中国―少数民族の暮らしと工芸」関連
中国・雲南の民族文化を解く3つの鍵

内容
中国西南部にある雲南省は特別展の展示でも重要な部分を占めています。少数民族が住む地域としては比較的よく知られ、日本から観光で訪れる人も少なくありません。この地域の多彩な民族文化の全体像をとらえるための3つの鍵を、具体的事例を挙げて解説します。

講師
横山 廣子(国立民族学博物館准教授)

日時
2008年4月5日(土) 講演会14時~15時/見学会15時15分~16時15分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室/見学会:特別展示場

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料