第373回 先住民のいま(1) 狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

演題
先住民のいま(1)
狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

内容
南部アフリカの先住民としてよく知られるサン(ブッシュマン)の人々が、狩猟採集の生活を営むことは当然の権利と思われがちです。しかし、それは現在の彼ら自身が本当に望んでいる事なのでしょうか?これまでサンが関わった「先住民の権利」についての裁判は、欧米のNGO団体など外部からの働きかけ無しにはあり得ませんでした。世界的なネットワークのなかですすむ先住民運動と、当事者である先住民の思惑について解説します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)当日講演会受付にてお申込みください。

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2009年7月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第372回 企画展「チベット ポン教の神がみ」関連 ポン教とチベット仏教

演題
企画展「チベット ポン教の神がみ」関連
ポン教とチベット仏教

内容
ポン教がどのような宗教かを説明するのは容易ではありません。仏教と驚くほどの類似性を示しながら、独自の特質ももちつづけています。ポン教の歴史とチベット仏教との関係など、ポン教がもつさまざまな要素を解説します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)当日講演会受付にてお申込みください。

講師
立川 武蔵(愛知学院大学教授、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2009年6月6日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第371回 企画展「チベット ポン教の神がみ」関連 チベットのヤングー儀礼 ― 幸運をよぶいのり

演題
企画展「チベット ポン教の神がみ」関連
チベットのヤングー儀礼 ― 幸運をよぶいのり

内容
チベット人はツキや運をよびよせるような霊的存在をヤンとよび、結婚式や人の死、家畜の売却、収穫時など生活の節目で、ヤンを取り込んだり、活力を再生させたりします。チベット文化圏にみられるこうした民間信仰の儀礼についてお話しします。

講師
長野 泰彦(国立民族学博物館教授)

日時
2009年5月2日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第370回 特別展「千家十職×みんぱく」関連 民族資料と美意識の響きあい ─ 出会いの妙から生まれたもの

演題
特別展「千家十職×みんぱく」関連
民族資料と美意識の響きあい ─ 出会いの妙から生まれたもの

内容
研究資料としてみんぱくに集められたものたちに、京の千家十職という専門家たちが光をあてました。あらためて見出された世界の「用の美」と日本でうけつがれてきた伝統の技との出会いから、新たな作品の制作にいたるまで、どのように特別展がつくられていったのかをお話しします。

講師
八杉 佳穂(国立民族学博物館教授)

日時
2009年4月4日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第369回 アンデス文明の遺跡が語る人びとの暮らし ― 高地から海岸砂漠まで

演題
アンデス文明の遺跡が語る人びとの暮らし ― 高地から海岸砂漠まで

内容
アンデス文明とはその名の通り、アンデス山脈の上で生まれ発展したものですが、それ以外の地域、たとえば海岸地域にひろがる砂漠や、アマゾンにつながる低地の森林地帯でも人びとの暮らしは営まれてきました。遺跡から発掘される土器などからは、当時の様子がうかがえると同時に、現在へとその営みがつながっていることがわかります。紀元前から現在までつづくペルーの人びとの暮らしについて語ります。

※講演会終了後、講師の先生との懇談会をおこないます。(約1時間)

講師
藤井 龍彦(国立民族学博物館名誉教授)

日時
2009年3月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料