第377回 人類学者×人類学者(5) 泉靖一と戦後日本の人類学研究のあゆみ ─ 南米研究を中心に

演題
人類学者×人類学者(5)
泉靖一と戦後日本の人類学研究のあゆみ ─ 南米研究を中心に

内容
東大に日本初の人類学講座をひらいた泉靖一。朝鮮半島での民族調査から始まり、アンデスの考古学調査を率いた泉は、晩年には民博の設立にも携わります。彼がおこなった調査や研究をたどることで、戦後日本の人類学研究のあゆみをお話します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)講演の内容で気になったことや疑問など気軽にご質問いただける時間です。ぜひご参加ください。

講師
関 雄二(国立民族学博物館准教授)

日時
2009年11月7日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第376回 特別展「自然のこえ 命のかたち」関連 カナダ先住民のこれまでとこれから ─ 生業と文化の権利を中心に

演題
特別展「自然のこえ 命のかたち」関連
カナダ先住民のこれまでとこれから ─ 生業と文化の権利を中心に

内容
カナダ先住民とは、ファースト・ネーションズ(インディアン)とメイティ、イヌイットです。彼らの歴史から現在の生活について、生業や文化の権利、先住民運動、国家との関係に着目しながら紹介します。

講師
岸上 伸啓(国立民族学博物館教授)

日時
2009年10月3日(土) 14時~15時

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第375回 先住民のいま(3) 共生の道をさぐる「先住民」 ─ オーストラリアにて

演題
先住民のいま(3)
共生の道をさぐる「先住民」 ─ オーストラリアにて

内容
昨年、オーストラリアのラッド首相がこれまでの先住民政策のあり方について謝罪しました。現在のアボリジナル社会におけるさまざまな現象や問題は、自国の国民の内に「先住民」という区分けが意識され、彼らのみを対象とした施策がおこなわれたことと深く関係するのではないでしょうか。先住民であるかないかに限らず、多様な人々がともに社会を構成することがさけられない現代。共生社会への道程としてオーストラリアの事例を読みときます。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)

講師
松山 利夫(国立民族学博物館教授)

日時
2009年9月5日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第374回 先住民のいま(2) ダレがダレを「先住民」とよぶ? ─ 東南アジアにて

演題
先住民のいま(2)
ダレがダレを「先住民」とよぶ? ─ 東南アジアにて

内容
古代から民族の移動・興亡が繰り広げられた東南アジアでは、どの民族が「先住」で、どの時代からが「後」の民族なのか、はっきりと言うことはできません。しかし現在、幾つかの国家では「先住民政策」がとられ、国連宣言も批准されています。国家や国際団体が定める「先住民」と、近年急にそう呼ばれる事になった人々との意識のズレや、森林開発の場面で唱えられる「先住民保護」の虚と実を語ります。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)

講師
信田 敏宏(国立民族学博物館准教授)

日時
2009年8月1日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

第373回 先住民のいま(1) 狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

演題
先住民のいま(1)
狩猟採集は「先住民」の権利か? ─ アフリカにて

内容
南部アフリカの先住民としてよく知られるサン(ブッシュマン)の人々が、狩猟採集の生活を営むことは当然の権利と思われがちです。しかし、それは現在の彼ら自身が本当に望んでいる事なのでしょうか?これまでサンが関わった「先住民の権利」についての裁判は、欧米のNGO団体など外部からの働きかけ無しにはあり得ませんでした。世界的なネットワークのなかですすむ先住民運動と、当事者である先住民の思惑について解説します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(約1時間)当日講演会受付にてお申込みください。

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2009年7月4日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料