【終了】第93回 インドネシア東部、ヌサトゥンガラ諸島の住まいを訪ねる

タイトル
インドネシア東部、ヌサトゥンガラ諸島の住まいを訪ねる

内容
インドネシアの個性豊かな住まいを訪ねる第2弾!
フローレス島、ティモール島、スンバ島の3島が舞台です。

1万を超える島々に200以上の民族が暮らすインドネシア。その家屋や集落には、配置や方位、装飾やシンボリックな形状に人びとの世界観を見ることができます。

本企画の舞台は、いまなお訪れる人の少ないヌサトゥンガラ諸島に属する3つの島。フローレス島、ティモール島、スンバ島を訪ねます。巨大な円錐形の高床住居や神が住まうとんがり屋根の家々など、島ごと民族ごとに異なる個性豊かな住まいを見学します。集落散策のほか、独特の生態系を維持する島の自然を堪能するプログラムもご用意しました。

住空間のあり方は、この半世紀のあいだに大きく様変わりしました。個人のものでも、人間のみの所有物でもない「住まい」本来のあり方をインドネシアの島々にさぐります。

ご不明な点がありましたら、事務局までお問い合わせください。詳細が必要な方には旅程を記したチラシを郵送いたします。

講師
佐藤 浩司(国立民族学博物館准教授)

期間
2019年6月7日(金)~6月18日(火) [12日間]

申込締切
2019年4月26日(金)

定員
25名(最少催行人数15名)

参加費用
510,000円(他、空港使用料等が必要です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

備考
■お一人部屋(有料)のご希望もうけたまわります。
■正会員、体験会員にご登録いただくことで一般の方もご参加いただけます。

屋根裏に神が住まうスンバ島の集落
フローレス島リオ人の中心家屋。東インドネシア最大級の木造家屋
フローレス島ンガダ人の集落
現生する世界最大のオオトカゲ コモドドラゴン。大きいものは体調3mにも達する
光の加減で湖水の色が変わるクリムトゥ山頂のカルデラ湖でご来光を拝みます。山頂付近まで車で移動し、少し歩きます
周辺は住まいに負けず劣らず個性豊かなイカット(絣織)の産地です(以上写真はすべて、提供・佐藤浩司)

 

【終了】第125回 米国先住民ホピの暮らしと世界観

演題
米国先住民ホピの暮らしと世界観

内容

カチーナ人形資料を熟覧中のダランス・チェミカ氏(2014年10月16日撮影)

米国アリゾナ州のグランドキャニオンの近くに保留地を持つ先住民ホピは、乾燥した土地に暮らす農耕民です。農作物の生長に欠かせない降雨を祈願する儀礼には、超自然的存在カチーナが現れます。動物や植物や自然現象そのものを表し、その存在自体が雨雲の化身とみなされています。民博はカチーナ人形資料を281体収蔵しています。ホピの人びとによる資料解説映像を通して、彼らの暮らしと世界観を紹介します。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会(40分)をおこないます。


講師
伊藤 敦規(国立民族学博物館准教授)

日時
2019年3月9日(土) 13時30分~14時40分

場所
モンベル御徒町店4Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会・モンベル会員:無料、一般:500円

【終了】第486回 キリスト教で読み解く韓国の歴史と文化

演題
キリスト教で読み解く韓国の歴史と文化

内容

日本に仏教を伝えた地域として知られる朝鮮半島。儒教の国としても知られる韓国。 しかし、統計をみると、宗教があるという人のうち過半数がキリスト教徒です。どうしてこれほどキリスト教が普及したのでしょうか。それを紐解けば、日本とは大きく異なる韓国の近現代史と、あまり知られていない現在の姿がいっぱいです。 植民地から軍事独裁へ、民主化運動と格差社会。そして、エネルギッシュな若者たちの生き方まで、 キリスト教を鍵に考えます。
講演会終了後、講師の案内のもと朝鮮半島の文化展示場を見学します。見学には会員証もしくは観覧券が必要です(40分)。

講師
太田 心平(国立民族学博物館准教授)

日時
2019年3月9日(土)※第2土曜日 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

講演者が調査研究していた教会(提供・太田心平)

【終了】第485回アンデスの箱型祭壇が伝えるもの― 農村の生活から歴史記憶まで

演題
アンデスの箱型祭壇が伝えるもの― 農村の生活から歴史記憶まで

内容

農民が軍に強制徴募される場面を描いた箱型祭壇

数々のミニチュア人形に彩られたアンデスの箱型祭壇は、ペルーを代表する民衆芸術のひとつです。特に20世紀後半から、ペルー南部のアヤクチョ出身の職人たちによって、農村の祭りや生活風景を描いた作品が数多く生み出され、脚光を浴びてきました。一方、そのなかには、農民たちが犠牲となった暴力の歴史を物語る作品も存在します。本講演では、箱型祭壇に描かれた場面について紹介するとともに、歴史的な出来事を主題にした作品が創り出された背景について考えます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

 

講師
八木 百合子 (国立民族学博物館助教)

日時
2019年2月2日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室


定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

【終了】第484回 南の島の贈りもの、民博からのお返し―研究成果の現地還元とは

演題
【みんぱく名誉教授シリーズ】
南の島の贈りもの、民博からのお返し―研究成果の現地還元とは

内容

伝統航海術の知と技を今に伝えるチェチェメニ号(提供・国立民族学博物館)

人類学者は自身の好奇心と学的関心にかられてフィールドワークをおこないます。これが現地の人びとの好意に甘えて衣食住をともにし、ことばや生き方や世界観などを知るための調査方法です。有形無形の文化財も収集します。調査で学んだ貴重な情報や知識や技術や造形は、研究の源となり、博物館の「お宝」です。一方、それらは現地の人びとにとってどんな意味や価値があるのでしょうか。人類学者と被調査者とのかかわりについて再考します。

※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。

講師
須藤 健一(堺市博物館館長、国立民族学博物館名誉教授)

日時
2019年1月5日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室


定員
96名(当日先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円