第91回 先住民の現在を読み解く(2) 先住民としての「権利」獲得とその後

演題
先住民の現在を読み解く(2)
先住民としての「権利」獲得とその後

内容
世界に先駆けて先住民の同化政策から共生政策への転換をおこなったオーストラリアですが、再び大きな転換点を迎えています。アボリジナルの社会システムや家族関係の視点から、その政策の裏側にある事情を読み解きます。

※講演会終了後の懇談会は、講演内容以外にもふだん疑問に思っていることなどを講師や参加者と考える時間にもなっています。みなさんのご参加をお待ちしています。

講師
松山 利夫(国立民族学博物館教授)

日時
2010年2月28日(日) 14時~15時30分

場所
JICA地球ひろばセミナールーム202

定員
40名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第379回 アラブからみたヨーロッパ

演題
アラブからみたヨーロッパ

内容
ヨーロッパの人びとが「オリエント」をどのように見ているかという視点についてはこれまでも語られてきましたが、その逆の立場から語られることはあまりありませんでした。アラブ、イスラム世界からヨーロッパはどのように見えているのかについてお話します。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)講演の内容で気になったことや疑問など気軽にご質問いただける時間です。ぜひご参加ください。

講師
西尾 哲夫(国立民族学博物館教授)

日時
2010年1月9日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料

131号 2010年 新春

機関誌
ビルラー財閥の庭園に集ってくる人たち
大村 次郷

特集 ガンディーをたどる

写真提供・大村 次郷

現在、インドは急速な経済成長で世界の注目を集めている。そのインドを独立に導いたガンディーが没してから60年が経過した。 混沌とした情勢のなか、ガンディーはなにを目指し、人びとにどう受けとめられていたのか。また、非暴力・不服従というガンディーの遺産は、現在どう捉えられているのか。 本特集では、今いちどガンディーの軌跡をたどり、その歩みをさまざまな角度から見つめなおす。

いま何故ガンディーか 杉本 良男
非暴力とM.K.ガンディー 長崎 暢子
ガンディーとジンナー 浜口 恒夫
菜食とガンディー 杉本 良男
アンベードカルとガンディー カーストの位置づけ 舟橋 健太
ガンディーの断食 三尾 稔
聖者と詩聖 ガンディーとタゴール 中谷 哲弥
ガンディーが歩いた道
1946年のノアカリ暴動と今日の南アジア 外川 昌彦
ガンディーと南インド 山下 博司
ヒンドゥーナショナリズムとガンディー 近藤 光博
ガンディーの志を継ぐものたち 石坂 晋哉

聖山カワカブ
山群一周の巡礼路をゆく

小林 尚礼

チベットのカム地方南部に、チベット人が大聖山と崇める山がある。その名は「カワカブ」、チベット語で白い雪を意味する山だ。標高6740メートルのこの山を含め、6000メートル以上の頂が30キロメートルにわたって6つつらなる雪山群を、人は梅里雪山(メイリー シュエシャンともよぶ。インド洋から吹きつける湿った季節風の影響で、ヒマラヤの6000メートル峰よりも降雪量が多く、大きな氷河をもち、山腹には豊かな森が広がる。三江併流(サンジャン ビンリウ)の中心部に位置し、山麓の東側をヤ・チュ(メコン川上流の瀾滄江(ランツァンジャン))に、西側をジャムグ・チュ(サルウィン川上流の怒江(ヌジャン))に削られて、カワカブの一帯は世界でもまれに見る大峡谷地帯を形成している

万国喫茶往来 第7回
ひとときの休息
「シルクロード」の茶
文・梅村 担
写真・大村 次郷

国立民族学博物館ミュージアム・ショップ通信

【地域(国)】
東アジア(中国・チベット)
南アジア(インド、パキスタン、バングラデシュ)

第90回 先住民の現在を読み解く(1) アフリカの狩猟採集民の事例から

演題
先住民の現在を読み解く(1)
アフリカの狩猟採集民の事例から

内容
国際的に先住民としての「権利」が認められる潮流の中で、比較的穏やかに「権利」を獲得していく場合と、国際政治をも揺るがすような問題にまで発展する場合とがあります。各民族の生業形態や社会システムに着目して考えます。

※講演会終了後の懇談会は、講演内容以外にもふだん疑問に思っていることなどを講師や参加者と考える時間にもなっています。みなさんのご参加をお待ちしています。

講師
池谷 和信(国立民族学博物館教授)

日時
2010年1月17日(日) 14時~15時30分

場所
JICA地球ひろばセミナールーム202

定員
40名(申込先着順)

備考
■友の会会員:無料

第378回 人類学者×人類学者(6) 鳥居龍蔵、鹿野忠雄、馬淵東一 ─ 台湾に魅せられた人類学徒たち

演題
人類学者×人類学者(6)
鳥居龍蔵、鹿野忠雄、馬淵東一 ─ 台湾に魅せられた人類学徒たち

内容
日本の人類学者が海外ではじめて本格的なフィールド調査を行ったのが台湾でした。当時、未開の民と考えられていたオーストロネシア系の原住民族に向き合った3人の研究者の足跡をたどりながら、戦前日本の人類学のモードを探ります。

※講演会終了後、講師との懇談会をおこないます。(1時間程)講演の内容で気になったことや疑問など気軽にご質問いただける時間です。ぜひご参加ください。

講師
野林 厚志(国立民族学博物館准教授)

日時
2009年12月5日(土) 14時~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料