87号 1999年 新春

機関誌

 

アンデス高地 自然と人間と文明と

山本紀夫

赤道をこえて南極ちかくまで、約8000キロにもわたる世界最長の大山脈・アンデス。そこには、砂漠、オアシス、草原、氷河、熱帯林など、さまざまな自然環境がみられる。そのなかで、ペルーからビリビアにかけての中央アンデスの高地は、その海岸地帯とともに、ふるくから高度な文明を生みだしてきた。その頂点となったインカ帝国も、首都を標高3400メートルのクスコにおいていた。高地での暮らしと文明を、人びとはいったいどのように築きあげてきたのだろうか。30年にわたりアンデスを歩きつづける研究者の、フィールド・ワークにもとづく文明論的考察  

1999(平成11)年1月20日発行 
発行所:財団法人 千里文化財団