演題
アンデスの箱型祭壇が伝えるもの― 農村の生活から歴史記憶まで
内容
数々のミニチュア人形に彩られたアンデスの箱型祭壇は、ペルーを代表する民衆芸術のひとつです。特に20世紀後半から、ペルー南部のアヤクチョ出身の職人たちによって、農村の祭りや生活風景を描いた作品が数多く生み出され、脚光を浴びてきました。一方、そのなかには、農民たちが犠牲となった暴力の歴史を物語る作品も存在します。本講演では、箱型祭壇に描かれた場面について紹介するとともに、歴史的な出来事を主題にした作品が創り出された背景について考えます。
※講演会終了後、講師を囲んで懇談会をおこないます(40分)。
講師
八木 百合子 (国立民族学博物館助教)
日時
2019年2月2日(土) 13時30分~14時40分
場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室
定員
96名(当日先着順)
備考
■友の会会員:無料、一般:500円