第459回 特別展「見世物大博覧会」関連 見世物の昭和・平成 人間ポンプ・安田里美のライフヒストリーから

演題
特別展「見世物大博覧会」関連
見世物の昭和・平成 人間ポンプ・安田里美のライフヒストリーから

内容
忽然と祭りの場に現れ、姿を消す見世物小屋。その中で見せられる珍奇なものや奇想天外な演目。見世物は、「見る側」にいる私たちには”非日常”の存在です。一方で、仮設興行のひとつである見世物は、短期間に多くの集客を図るため、演目に工夫をこらし、巧みな「見せる」仕掛けを作り上げてきました。昭和と平成を生きた見世物小屋芸人・安田里美の生涯を追いながら、「見せる側」からみた見世物興行の実態に迫ります。

※講演会終了後、講師案内のもと特別展の見学会を実施。(一般要観覧券)

講師
鵜飼 正樹(京都文教大学教授)

日時
2016年10月1日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

2016年巡回展「イメージの力 ─ 国立民族学博物館コレクションにさぐる」

※「国立民族学博物館友の会」会員証を提示いただくと団体料金で観覧できます。

会期
2016年10月8日[土]~11月27日[日]
開館時間
9:00~17:00(入館時間は16:30までとなります)
会場
香川県立ミュージアム
観覧料
一般:1,100円、前売・団体(20名以上)900円、瀬戸芸パスポート提示500円、高校生以下・65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は無料
主催
香川県立ミュージアム
国立民族学博物館
一般財団法人千里文化財団
企画
国立民族学博物館
国立新美術館
日本文化人類学会


Mandala: Deities of Tibetan and Nepalese Buddhism

民博の所蔵品を展観する「イメージの力-国立民族学博物館コレクションにさぐる」と題する本展覧会は、国立民族学博物館 開館40周年・日本文化人類学会 創立50周年記念事業として、2014年2月から6月まで東京・国立新美術館において開催され、その後、同年9月11日より12月9日まで国立民族学博物館 特別展として開催されました。

本展覧会は、国立新美術館と国立民族学博物館の共同の試みとして、国立民族学博物館のコレクションの中から世界各地の造形を精選し、人類の生み出すイメージの創造と享受のあり方に普遍性があるか否かを観客とともに体験的に検証することを目的としています。この問いは、きわめて人類学的な課題ですが、実のところ、人類学の側からは、文化相対主義への過度のこだわりのため、これまで試みられたことのないものでした。しかし、イメージのはたらきの普遍性を問うことは、そのイメージを介した文化を超えた相互理解の可能性を考えるうえで、極めて重要です。そして、その課題への挑戦は、イメージの学としての美術史学・芸術学との共同によってはじめて可能となるといえるでしょう。

民博のコレクションを美術館の空間で展示し(国立新美術館での企画展)、さらにその美術館の空間で成立した展示を博物館で再展示する(民博での特別展)という試みは、美術(アート)と器物(アーティファクト)、芸術と文化、美術館と博物館、美術史学と文化人類学、西洋と非西洋といったさまざまな既成の区分を改めて問い直すものと言えます。同時にそれはまた、美術館と博物館との協働が生み出す、新しい文化創造の場の可能性をさぐるものでもあります。


助成:助成:日本万国博覧会記念基金

*本事業は日本万国博覧会記念基金の助成をえて実施いたします。

第458回 第88回民族学研修の旅関連 ネパール「市民社会」の再編を展望する

演題
第88回民族学研修の旅関連
ネパール「市民社会」の再編を展望する

内容
2015年、大規模な震災に見舞われたネパール。地震発生直後には、カーストや民族、宗教、社会階層など、多様な価値観をもつ人びとの間に共同の精神が生まれ、分断されていた「市民社会」が立ち現われました。こうした契機は今回に限ったことではありません。1951年の「開国」以降、民主化、マオイストの台頭、王制 の廃止など、節目のたびに、社会再編の機運が、人びとのなかで高まりを見せてきたのです。本講演会では、社会の再編に至る、今までとこれからを展望します。

※講義(70分)終了後、映像資料を鑑賞します。

講師
南 真木人(国立民族学博物館准教授)

 

日時
2016年9月3日(土) 13時30分~15時30分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
96名(先着順)

備考
■友の会会員:無料、一般:500円

第73回体験セミナー 目と舌で知るネパール―映像鑑賞と国民食「ダール・バート」を手で食べる ─

第73回体験セミナー 目と舌で知るネパール―映像鑑賞と国民食「ダール・バート」を手で食べる ─

2016年9月30日(金)11時~15時

みんぱくが取材した映像番組を鑑賞しながら、ネパールの国民食「ダール・バート」をいただきます。

北海道の1.8倍ほどの面積のなかに、標高差の異なる自然環境と、多様な価値観をもつ人びとが暮らしを営むネパール。ことばや慣習もさることながら、食文化ももちろん多様です。そんななか「ダール・バート」は、「ダール(豆のスープ)」「タルカーリー(カレー風味のおかず)」「アチャール(漬物)」「バート(ご飯)」で構成され、味付け等に地域差はあれど、ネパール全域で食される、いわば国民食。食事の準備や食べ方、食材や調理/飲食の場、そしてとくに重要な衛生観念など、「食」を通して、ネパールの根底にある文化や価値観に迫ります。

映像は『山村の結婚式』(2013年撮影)、『ガイネ』(1982年撮影)を鑑賞します(「ガイネ」は現在「ガンダルバ」と呼ばれる元楽師カーストです)。婚姻儀礼と伝統楽器の演奏の在り方に着目し、「都市と地方」、「王制廃止以前と以降」といった地域的、時間的比較も踏まえながら、ネパール社会の変化・変容をさぐります。みなさん、ぜひご参加ださい。

※食事はフォーク等の用意もあります。