第475回 藤戸竹喜の世界を深く知るために

演題
【開館40周年記念企画展アイヌ工芸品展「現れよ。森羅の生命(いのち)―木彫家 藤戸竹喜の世界」関連】
藤戸竹喜の世界を深く知るために

内容

最新の連作「狼と少年の物語」と藤戸竹喜氏
(撮影:齋藤玲子)

氏(1934~)は、旭川を拠点に「熊彫り」を生業としていた父のもとで12歳から木彫を始め、30歳で道東の阿寒湖畔に民芸品店とアトリエを構えて独立。熊を原点としつつ、狼や鹿など北国の野生動物とアイヌ文化伝承者の姿を木に刻み、繊細さと大胆さが交差する独自の世界を築いてきました。これらの作品は、いつ・どのように生まれたのか、ご本人からうかがった幼少時や青年期の話などを交えて、紹介します。

※講演会終了後、企画展の見学会と映像鑑賞会を交代制でおこないます。

講師
齋藤 玲子(国立民族学博物館准教授)

日時
3月3日(土) 13時30分~14時40分

場所
国立民族学博物館2階 第5セミナー室

定員
80名(先着順)

備考
■友の会:無料、一般:500円
※展示見学会に参加の方は会員証もしくは展示観覧券をご提示ください。