第112回 インナータライにネパール近代化の縮図をみる チトワン国立公園の開発を例に

演題
インナータライにネパール近代化の縮図をみる
チトワン国立公園の開発を例に

内容
標高5000mを超える山々に抱かれる国ネパール。一方で南部には標高100m以下のタライ平野、そしてインナータライとよばれる盆地があります。かつてマラリアが猛威を振るったこれら低地帯では、一部の民族しか生活することができませんでした。 しかし、1951年にラナ専制政治が幕を閉じると、開発と人口移入が一挙に進み、その様相を大きく変えます。本講演会では、中央インナータライに位置するチトワン国立公園などを例に、タライ入植の歴史と自然保護区制定にともなう住民運動を紹介し、多民族国家ネパールの近代化や現代的な課題の一端をさぐります。
●講義と併せ、講師を囲む懇談会も時間内に予定しています。

講師
南 真木人(国立民族学博物館准教授)

日時
2015年6月14日(日) 14時~16時

場所
モンベル渋谷店5Fサロン

定員
60名(申込先着順)

備考
■友の会、モンベル会員:無料、一般:500円