2011年巡回展「マンダラ ─ チベット・ネパールの仏たち ─」

会期
2011年7月30日[土]~9月4日[日]
開館時間
8:30~18:00(7月30日~8月31日) 8:30~17:00(9月1日~9月4日)
会場
松本市立博物館
観覧料
大人 400円(360円)
小中学生 200円(180円)
※( )内は20名以上の団体料金
※「国立民族学博物館友の会」会員証を提示いただくと団体料金で観覧できます。
※国宝松本城天守、松本市立博物館常設展をご覧になる場合は、600円(小中学生 300円)が別途必要です。
主催
松本市立博物館
国立民族学博物館
財団法人千里文化財団
協力
松本市カトマンズ市姉妹提携委員会 松本まるごと博物館友の会
助成
独立行政法人日本万国博覧会記念機構


Mandala: Deities of Tibetan and Nepalese Buddhism image

マンダラ、およそ1500年前にインドで生まれ、ネパール、中国などに伝えられ、日本にも空海たちによってもたらされました。

マンダラは悟りを求めて修行する際の心の案内図の役をしたり、弟子が入門するときの儀式などに用いる道具あるいは舞台装置となったりします。

そこでは、身体は自己という心の空間と密接に結びついたひとつの宇宙、一種のマンダラと考えられています。修行者は身体という場において、自己と宇宙との同一性を経験します。身体という宇宙は心を包む袋であるとともに、背骨が須弥山であり、肉は大陸、血管は河川、血はそこを流れる水というように、大宇宙との相同関係をもっています。

そのため、宇宙も、われわれの身体も、さらにはひとりひとりの心もマンダラと呼ばれます。マンダラは、宇宙と身体と心が元来は同じものであることを体験するための道具です。

マンダラとそこに住まう神がみの空間で、ゆっくりとくつろいで自己と世界を感じとってください。


関連催し
砂絵マンダラ製作実演

期間:2011年7月30日~8月7日
ネパールからチベット仏教僧を招き「砂絵マンダラ」の儀礼をおこないます。色あざやかな砂でつくられる薬師如来マンダラの製作過程を間近にご覧ください。8月7日にはマンダラに使用された砂を希望者にお配りします。お守りにどうぞ。

※砂絵マンダラ公開製作は終了いたしました。お手伝いいただいた会員のみなさま、ありがとうございました。


関連講演会「仏教におけるブッダの姿の変容」

釈迦牟尼、阿弥陀、大日などさまざまな姿で表されるブッダ(仏)。そのイメージは、2500年の歴史の中でどんな意味をもち、どのように変わってきたのでしょうか。ブッダの映像を見ながら、本展示の監修者である立川武蔵先生にお話しいただきます。

日時 8月27日(土) 14時~16時
会場 松本市立博物館 2階講堂
講師 立川 武蔵(国立民族学博物館名誉教授)
参加費 無料(特別展をご覧になる場合は観覧料が必要です)


助成:助成:日本万国博覧会記念基金

*本事業は日本万国博覧会記念基金の助成をえて実施いたします。