|
 |
 |
砂絵 薬師如来マンダラ
|
 |
|
 |
砂絵マンダラとは、いくつもの鮮やかな色砂をもちいて、修行をつんだ僧が、瞑想修行や儀礼のために数日かけて描く、カラフルで非常に精緻なマンダラです。ここにご紹介するのは、ネパール カトマンズにある名刹のチベット仏教僧たちが、われわれ日本人の無病息災・健康成就を祈願しながら、丸5日間かけて製作した「薬師如来マンダラ」の砂絵マンダラです。通常、砂絵マンダラは完成すると儀礼に則って、砂を川へ流して壊されてしまいます。今回は特別に保存の許可をいただき、化学的なコーティング処理を施しています。古来より薬師如来は病気治癒祈願の仏様として有名ですが、一方で大願成就の神様でもあります。
※僧侶たちが砂絵マンダラを描くときに、本尊である薬師如来をイメージしやすいよう祭壇に掲げられた薬師如来のタンカ、祭壇の飾り、完成後の儀礼に用いた刺繍飾りも付属しております。
砂絵マンダラ作成に用いられた色砂は、岩を細かく砕いてつくられたのち、染料で彩色されています。基調となる色は白、青、赤、黄、緑、オレンジです。砂絵マンダラの中央、本尊をあらわす色で、青、赤、黄、緑はそれぞれ、東西南北の方位を意味しています。オレンジは、仏様の来ている法衣の色を象徴する色です。ご覧いただく場合は、東(青色の門)から西(赤色の門)へと向かう向きに見てください。その場合、左手に南(黄色の門)、右手に北(緑の門)が位置します。中央の白い砂で四角く囲まれた部分に、八葉の形に薬師八尊が描かれており、さらにその中央の本尊に薬師如来のシンボルとして描かれています。この中央の薬師如来だけが東を下、西を上とする向きに描かれている以外は、他のすべての仏様はその中央の薬師如来を中心にして放射状に描かれています。本来、マンダラが誕生したインドにおいては、マンダラは地面に描くものだったので、このような形式で描かれています。日本のマンダラは、掛け軸上になっているのですべての仏が同一方向、すなわち軸の上下と同じ上下の方向をもって描かれています。 |
 |
 |
 |
| |
|
|